• Taichi Ogasawara

中華圏フラッシュパッカーが今、日本で求めていること

最終更新: 2019年4月15日


前回、前々回で中華圏フラッシュパッカーが日本のインバウンド市場で最も重要なターゲットであることを書いてきました。

外国人観光客が今後も増えるたったひとつの理由

中国人観光客に大きな影響のある政治的リスク

では、今、彼らが日本に求めている体験はどういうものかがよく分かる映画を見つけたので紹介したいと思います。

恋爱中的城市は5人の若手監督によるラブストーリーを集めた中国のオムニバス映画で、中華圏で人気のある「Love Letter」の監督である岩井俊二監督が監修しているそうです。


恋爱中的城市(YOU TUBE)

映画やアニメのヒットで聖地巡礼のような形で観光客が増える現象は良くニュースになります。「蜜月」はこの「Cities in Love(恋愛する都市)」の一編として、台湾人監督の傅天余さんが北海道を舞台として、若い台湾人カップルが新婚旅行で訪れた北海道での温泉や食事、地元との人との触れ合いをテーマに描いています。

簡単にあらすじを紹介すると、新婚旅行で北海道を訪れた台湾人カップル。北海道のある温泉旅館から物語は始まります。

二人は朝食を取りながら日本で体験したいことを分刻みのスケジュールで立てていきます。そんな中、彼のスマートフォンに会社のボスから北海道のとある街にある「磯松屋」という乾物屋で干物の土産を買ってくるように言われます。

結局、その日のホテルをキャンセルし住所しかわからない「磯松屋」を目指す2人。彼女は予定を変更されたことに怒り、2人は喧嘩してしまいます。

あとは、北海道のローカルな風景をバックに2人ははぐれてしまい、地元の人との交流もあり、仲直りしてハッピーエンドという、ほのぼのとしたストーリーです。

この短編映画に出てくるシーンの中に今の中華圏の人たちが体験したい日本が出てきます。

・雪景色

・温泉

・納豆

・ローカル線

・駅弁

・ローカルバス

・雪道を歩くこと

・日本酒

・ホームステイ(民泊)

なんとなくイメージできるでしょうか?このイメージは訪日外国人の求めているものとそう大差ありません。爆買いや団体で移動して観光地で写真をとってみたいなイメージは少し古いのです。

【参考】 恋爱中的城市 (2015) https://movie.douban.com/subject/26263443/ 傅天余 Fu Tien-yu https://movie.douban.com/celebrity/1320962/ 台湾の監督が小樽ロケ!(2015年1月に行われたロケの経緯について) http://kitanoeizou.net/blog/?p=9740 中国映画のロケ撮影が茨木家中出張番屋でありました    http://tanage.jp/info/?c=1&s=16491

この映画は北海道以外にもプラハ、パリ、上海、フィレンツェといった5つの都市を舞台に描かれています。中華圏の若者が海外の都市に対してどこに憧れているのかがわかる映画でした。

実際に僕が接している中国人や韓国人の人たちも買い物から、自然を満喫したり食事を楽しんだりといった体験型へどんどんシフトしていっています。これからのホステルやインバウンドで大事なことは多言語化と体験が重要なのではないでしょうか。

#インバウンド #中国 #ホテル #ターゲット

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